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1・五月人形の兜飾り方しまい方 飾るしまう方法 コツ ポイント 注意点
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1-1五月人形の兜飾りの飾り方 コツ ポイント 注意点
1-1五月人形の兜飾りの飾り方 コツ ポイント 注意点
五月人形の兜の飾り方で注意点や飾っていくポイントのご紹介です。
基本的に五月人形の兜飾りは、6パーツの部品で作られております。
兜飾りの本体や付属品ををしまっておく飾る際に土台となる木でできた櫃(ひつ)の身の部分と蓋(ふた)部分の2パーツ。
そして、兜を立たせ支える芯木(しんぎ)。
その芯木(しんぎ)を見えないようにしておく布で出来た袱紗(ふくさ)です。
兜の本体と、その兜に射し込む鍬形(くわがた)の6パーツの組み合わせとなります。
- 櫃(ひつ)と蓋(ふた)
- 兜を支える芯木と袱紗(ふくさ)
- 兜本体と鍬形(くわがた)
- 兜を支える芯木と袱紗(ふくさ)
櫃の中から飾る付属パーツが揃っているか確認しつつ取り出し飾っていきます。
兜が置かれている木で出来た櫃(ひつ)がございます。
基本的に、前にくるべき櫃(ひつ)、蓋(ふた)に金具が付いております。
注意:シンプルに金具がない櫃(ひつ)の場合もございます。
櫃(ひつ)の身の部分と、蓋(ふた)の部分にそれぞれ金具が付いておりますので、櫃(ひつ)の部分だけ前になって蓋(ふた)の部分は、後ろ向きだった、こんな事にならないように飾って頂ければ幸いです。
次に、芯木(しんぎ)と言って兜を支えている木があります。
形状が同じ場合は前後ろはございませんが、前後ろがある場合がございます。
形状が違い前後ろがある場合のタイプは、芯木(しんぎ)の中段辺りから水平に一本の木が出ている場合は、出っ張りの木の部分が出ている方が前方となります。
兜飾りというものは装飾部品が前方にきております。
どうしても重心が前係りになりやすいために芯木の出っ張り部分で前屈みになりやすいのを防止するために芯木の形状が違ってきてます。
この芯木を覆い隠すように袱紗(ふくさ)の布をかけて兜を飾っていきます。
兜飾りの本体は、2〜3箇所の金具を差し込む切り欠きがありますので、この切り欠き部分に鍬形(くわがた)を差し込んでいきます。
3 五月人形の角(つの/ツノ)鍬形(くわがた)は、どっちが正解?
- 注意点:兜の鍬形(くわがた)角(つの/ツノ)の差し方はどっちかな?
兜飾りでの飾り方で注意しなくてはいけないのは、一番に角(つの/ツノ)鍬形(くわがた)を射し込みの際の左右を間違えないことです。
飾り方の説明書には、大雑把な完成図が描かれておりますが、一般的な配置の説明が多いのでお客さま所有の五月人形には当てはまらない場合もございます。
兜の鍬形(くわがた)を挿す段階では、「後、もう少しで飾り終えますよ。」と安堵の表情を出してしまいがちになりますが、鍬形の左右を間違えて取り付けてしまう方も多いようですのでもう一度ご確認ください。
意外に間違えてしまいがちの、五月人形の鍬形の左右
結論から言いますと、
正解:五月人形の角(つの/ツノ)鍬形(くわがた)の左右は、ローマ字の「 Uの字 」で飾る
意外に一般の方は意識せずに飾っている方も多いのは事実です。
お子さんの成長の記念に、五月人形の兜と一緒にお写真をお撮りなる方も多いようですが、ちょっと注意したい一番なところでもあります。
五月人形の飾り方で、ちょっと気になるのが角の部分の鍬形(くわがた)を挿した時の左右と裏表です。
良くお客様の端午の節句のお祝いのお写真を見ることが、しばしばあります。
お客様が投稿してくれたお写真や、お節句でお祝いしているご家族のシーンのブログなどです。
しかし、そんな素敵なお写真を拝見しながら、あれれ!?と、思う時があります。
専門家から見ますと、鍬形(くわがた)の挿し方の左右が違っている場合がよくあります。
兜部分の所に差し込み口が2箇所か、3箇所あるのですが、この両サイドの差し込み口に平面形状の金属の形の角(鍬形)を差し込みます。
五月人形の飾りはほぼ完成なのですが、この角(つの)の鍬形(くわがた)部分には、実は裏表、左右があるのです。
まず、基本的に表面に堀がある。
デザインが描かれているのが表です。
裏表のデザインが無く、表か裏か解らない鍬形(くわがた)も存在しております。
こんな時は、鍬形(くわがた)部分を差し込む根元に有名作家さんのモノでしたら、作家名が掘られております。
その作家名が、掘られている方が裏となります。
それで、左右がどっちなんだろう・・・?
これが、皆様がお悩みになるところですよね。
右、左の表示もなければ、右、左の基本の情報も何も無いのです。
専門家から見ると、「その表記が無くても解るだろう・・・」
でも、現実は皆さん解らないのが事実です。
基本的に鍬形(くわがた)が挿さった時の形状は、ローマ字の「 Uの字 」になると考えてください。
外側に向かっていく曲線では無く、内側に向かっていく曲線となる。
この挿し方が、五月人形の正しい挿し方となります。
何よりも、お子さんのために毎年飾って祝ってあげることが最優先だからです。
五月人形の兜を飾って、楽しい子供の日をお過ごしくださいませ。
1-2五月人形の兜飾りのしまい方 コツ ポイント 注意点
1-2五月人形の兜飾りのしまい方 コツ ポイント 注意点
端午の節句のお祝いイベントが終わり、来年の五月五日のこどもの日に向けて、五月人形をしまう片付けます。
しまう際には、以下のポイントに注意してください。
- 1、きれいに掃除してから収納する
兜飾りをしまう前に、きれいにホコリや汚れを取ってから収納しましょう。ホコリや汚れがついたまましまうと、次回飾るときに汚れが目立つことがあります。
油分がついているときは、アルコールの除菌シートで拭くのも一つです。
- 2、箱に入れて保管する
兜飾りは、箱に入れて保管するのが一般的です。箱に入れる日は晴れた乾燥している日がおすすめです。
そして、風通しの良い場所に掛けて保管しましょう。また、直射日光や高温多湿の場所は避けて保管することが大切です。
- 3、兜飾りを分解して収納する
兜飾りの部品の鍬形(くわがた)を抜きます。この鍬形(くわがた)をしまう袋がついているので袋にしまいます。
芯木の上にかけられた袱紗(ふくさ)のホコリを払い、綺麗に畳んで袋にしまいます。
本体の兜もホコリを払い、兜に包まれていた風呂敷を広げて結びます。
最後に、これらの部品パーツを櫃(ひつ)の中にしまいます。
その際に防虫剤を2〜3個入れます。
おすすめの防虫剤・樟脳 ( しょうのう ) は、こちらです。
一年後の端午の節句まで、風通しの良いところで保管しておきましょう。
- 4、適切な時期に取り出して確認する
兜飾りは、次の節句まで収納することになりますが、時期が近づいたら取り出して確認しましょう。部品が揃っているか、汚れや傷がないかなどを確認して、次の飾り付けに備えましょう。
以上のポイントを守って、きれいに保管してください。次回飾る時に、また新しい気持ちで楽しめることでしょう。
2-1五月人形の鎧飾りの飾り方 コツ ポイント 注意点
2-1五月人形の鎧飾りの飾り方 コツ ポイント 注意点
五月人形の鎧の飾り方の注意点。
五月人形の鎧は、見事に小スペースにしまってあるものです。
基本的に、鎧のパーツは、10個のパーツから成り立っております。
まずは、鎧が収まっている木の箱の櫃(ひつ)。
この身の部分と蓋(ふた)の部分の2パーツがあります。
次に、足元から説明していきます。
「毛靴(けぐつ)」と言って、毛で覆われた昔の人の靴があります。
毛と言っても、五月人形の鎧の毛靴(けぐつ)は、本物でなく糸で作られております。
その上に位置する「脛(すね)当て」。
そして、太周り部分を覆い尽くす「前垂れ」。
鎧を支えている「芯木(しんぎ)」。
ここの部分は、飾っている際は一切見えません。
そして、胴体の本体。
兜部分に移ってきますが、良く皆さんに怖い!と言われる顎(あご)部分の面頬(めんぽお)です。
頭の部分は、兜。
その兜に挿さっている鍬形(くわがた)の全10パーツで構成されております。
実際に・・・
五月人形の鎧を飾る前に、五月人形用の飾り台、屏風をまず飾っておきます。
次に、本体の五月人形の鎧となるのですが、以下飾る順を追って説明していきます。
①櫃(ひつ)と、前垂れ
- 櫃(ひつ)には、前後ろがあります。
櫃(ひつ)部分には、身と蓋(ふた)それぞれに前側にくる部分に装飾用の金具が付いてきます。
身の櫃(ひつ)だけ前、蓋(ふた)だけ後ろという具合にならないように注意しましょう。
- 前垂れ部分の取り付け方
太ももを覆い隠す前垂れ部分の取り付け方は、櫃(ひつ)に蓋(ふた)をする際、
挟み込むようにしてちょっと、後方に引っ張らせる感じで固定させていきます。
ポイント:蓋で前垂れの二本の紐状の部分を蓋の両左右から挟み込みましょう。
②芯木(しんぎ)と、胴体部分の本体。
- 芯木(しんぎ)の前後ろ
芯木(しんぎ)の前後ろになります。
見えない部分なので、前後ろ反対に飾っても飾れないことは無いのですが、
丁度、人で言うお鼻辺りに来るべきところに、水平な出っぱりの横棒が出ている方が前方となります。
- 鎧の胴体部分に芯木(しんぎ)を通す。
③胴体部分を櫃(ひつ)の中央部分へ
胴体と芯木(しんぎ)の前部分を確認して、胴体に芯木(しんぎ)を通していきます。
次に、櫃(ひつ)の中央部分に芯木(しんぎ)と組み合わさった鎧胴体を設置していきます。
④面頬(めんぽお)の取り付け
- 芯木(しんぎ)の一番上から引っ掛ける。
面頬(めんぽお)部分には、両サイドから紐が取り付けられております。
この紐の頂点を持ち、芯木(しんぎ)の一番上の切り欠き部分に引っ掛けるようにつるす感じで固定します。
先ほど説明した芯木(しんぎ)の突起部分が、面頬(めんぽお)のお鼻部分を押し出し、反対に顎(あご)を引かせて綺麗に飾ることを手助けしてくれます。
多少、面頬(めんぽお)部分を上下させたければ、
紐の長さが調整出来ますので調整して面頬(めんぽお)の高さを合わせてください。
- 鍬形(くわがた)
やはり、ここも兜飾り同様、鍬形(くわがた)の左右の挿し方が間違っている時が多いのです。
基本的には内側に向かって「 Uの字 」となると覚えてください。
説明書や鍬形(くわがた)には、直接左右はこうなるとの表記はございませんので、ここは覚えるようにしてください。
最後に毛靴(けぐつ)を並べ完成となります。
以上、鎧の飾り方で参考になれば幸いです。
2-2五月人形の鎧飾りのしまい方 コツ ポイント 注意点
2-2五月人形の鎧飾りのしまい方 コツ ポイント 注意点
鎧飾りをしまう際には、以下の流れに従って行います。
- 飾りの取り外し
鎧飾りをしまう前に、兜部分を取り外します。
鎧飾りの取り外しは、逆順に行います。
つまり、最後に取り付けた飾りから順に、一つずつ取り外していきます。
- 鎧の胴体の取り外し
次に、鎧を取り外します。
鎧を取り外す際には、まず支柱の芯木を外します。
(小さめの7号サイズ等、そのまま収納するタイプもございます)
次に、鎧の胴体部分を収納する櫃の箱に風呂敷で包み結んでしまいます。
前垂れをビニールにしまい、櫃の中にしまいます。
この櫃の中に防虫剤を2〜3個入れておきましょう。
毛履(けぐつ)・脛(すね)当て・面頬(めんぽお)は、小さな段ボールの箱の中にしまいます。
こちらにも、防虫剤を1つ入れておきましょう。
ポイント:この小さな箱は櫃の足の下に収める。しまう。
収納場所に気を使う。
鎧飾りは、湿気や直射日光を避け、乾燥した場所に保管するようにしましょう。
また、飾りや鎧についた埃を取り除いたり、しまう時に丁寧に手入れをすることで、長く美しく保つことができます。
お子様の成長を毎年見守る五月人形です。
大切に飾ってしまってお祝いをしていくことで、家族の思い出が刻まれていくことを願っております。
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