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五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の飾り方 位置配置 左右と上下向き
五月人形を飾ろうとした時、台・屏風と五月人形の本体は飾れましたけど、
両脇の弓太刀の配置はどうだったかな?
これで、大丈夫かな?今度お友達がやってくるし、恥ずかしい思いしたくないし・・・。
五月人形の刀の左右はどうだったかな?
五月人形の刀の上下向きの正確な飾り方ってどうなののだろうか?
- 1、初めに弓太刀の左右の配置位置をご説明させていただきます。
五月人形の弓太刀の左右の配置は、
- 向かって右が刀
- 向かって左が弓矢
- 五月人形が配置されている位置を武将が、着座している場所とします。
いざ!戦さとなった場合に、左手で刀の太刀部分の木の鞘(さや)を左手で手にして、右手で取っ手の柄(つか)を掴み、刀を抜きます。
この配置位置にすることで、いざ!戦さという時に瞬時に戦さに参戦することが可能となります。
この武将の習わしが残り端午の節句飾りの飾り方の配置となって時代を受け継いできております。
五月人形の弓太刀の刀、弓矢の配置位置の左右が解らない。という方は具体的な当時の使われ方を理解しつつ、お子さんにお話なしながら覚えて頂きますと、お子さんの学習の機会となります。
このような豆知識をお子さんに教えて頂きながら端午の節句の想い出作りと、お子さんの興味を引き出すことも五月人形のお役目の一つでもあります。
五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の飾り方 位置配置 左右と上下向き
- 2、次に刀の上下の向きをご説明させていただきます。
刀と弓矢の配置位置は解かりましたが、今度は刀の上下の向きがちょっと疑問で不安です
刀を手にする柄(つか)が下で、剣、太刀部分の鞘(さや)が上でなんだか?おかしく感じませんか?
本当に、この飾り方で良いのでしょうか?
こんなお問い合わせを良く頂きます。

飾り方は、
柄(つか)が下
剣部分の鞘(さや)が上
が正解なのです。
皆さんは、黙っていればおそらく反対に飾ってしまうかと思います。
ですが、事実を知りますとまた歴史が面白くなります。
戦さに使われていル武器に刀や弓矢、また薙刀などがあります。
これは、有事(戦さや合戦がある時)の臨戦態勢の非常事態時にスグさま使用したい道具です。
戦国時代という時代の当時は、戦さが毎日行われていたわけでも無いのです。
半年や1,2年お期に大きな戦さや小さな戦さがありました。
3~5年程度の期間、大きな戦が無い平時(戦さや合戦が無い時)の平穏な時もあるのです。
本来なら、昔の人だって平和、平穏を求めておりました。
しかし、大名の勢力図の拡大を目的とする野心の大名が戦や領土を統括の維持の目的のためのやむ得ぬ戦さを繰り広げて歴史が作られてきました。
- 平穏な平時の時は、刀の立て方が柄(つか)が下。剣部分の鞘(さや)が上。です。
- 戦さの有事の時は、柄(つか)が下。剣の鞘(さや)部分が上。
争いがない平穏な時は、武将たちはこのような立て方をしておりました。
確かに、平穏な時はこちらの方が安定して武将様の刀が立っていられます。
これが、端午の節句人形飾りの五月人形ではこちらの立て方採用してきております。
これまた、昔の人の知恵なのです。
五月人形の奥深くに眠るメッセージの一つに、「平穏、平和」が一番なのです。
ちなみに、当時の本物の日本刀は世界中のコレクターにとっては目から鱗(うろこ)の品物なのです。
剣部分では無い鍔(つば):刀を手にした時の相手の刃を手前で防ぎ止める丸い金具部分も、
とっても高額に取引されているのです。
その金額は、軽く兜飾りが買えてしまう金額なんですよ。
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