戻る > トップ > 五月人形の飾り方 > 五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の飾り方 位置配置 左右と上下向き
五月人形は、1年に一度家族のイベントで飾ります。
その際に、ふと忘れてしまう刀と弓の右左。
こちらでは、丁寧に解説していきたいと思います。
---- 目次 ----
- 最初に、五月人形の弓太刀ってなんて読む?読み方
- 五月人形に弓太刀を飾るのはなぜですか?
弓太刀とは何ですか? - 五月人形の太刀と弓の意味は?
- 五月人形の弓太刀と弓矢
飾り方 位置配置 左右と上下向き - 五月人形の弓と太刀は左右どちらに置くべきですか?
- 理由と覚え方|五月人形の弓太刀の左右の配置位置
- 悩み会話から、端午の節句飾りを楽しむ
弓と太刀の飾り方は? - 配置設置理由からお子さんへの学習能力・興味を引き出す
弓と太刀の飾り方は? - 不思議?|五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の上下の向き
- 歴史の理由から学ぶ
五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の上下の向き - 五月人形 兜の刀の向きはどちらが上ですか?
- まとめ
五月人形の弓太刀 弓矢
飾り方 位置配置 左右と上下向き - おまけ
本物の日本刀と鍔(つば)は、
世界のコレクター間で高値取引
最初に、五月人形の弓太刀ってなんて読む?読み方
まず最初に、よくある素朴なご質問なですが、
五月人形の両脇に飾られている弓太刀ってなんて読む?
読み方は、「ゆみたち」と読みます。
五月人形に弓太刀を飾るのはなぜですか?
五月人形の弓太刀とは?
一般的に「邪気払い」の象徴として知られています。
五月人形の本体の両脇に飾られている装飾品で、
実際にはモノを切ったり矢を射るものではありません。
五月人形の太刀と弓の意味は?
この弓太刀は、
弓矢部分と太刀部分の二つが揃って一つの装飾品となり、
弓矢と太刀は、一般的に「邪気払い」の象徴として知られています。
太刀は、単なる戦闘道具ではなく、むしろ儀式で使用されることが一般的でした。
また、長い弓はしばしば「神の守り」の象徴とされ、
太刀は「身を守るための儀式的な道具」として日本の歴史の中で
尊ばれてきました。
五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の飾り方 位置配置 左右と上下向き
五月人形を飾ろうとした時、台・屏風と五月人形の本体は飾れましたけど、
両脇の弓太刀の配置はどうだったかな?
これで、大丈夫かな?今度お友達がやってくるし、恥ずかしい思いしたくないし・・・。
五月人形の刀の左右はどうだったかな?
五月人形の刀の上下向きの正確な飾り方ってどうなののだろうか?
五月人形の弓矢はどちらに置くべきですか?
- 1、初めに弓太刀の左右の配置位置をご説明させていただきます。
「五月人形の弓矢はどちらに置くべきですか?」
左右の配置は、
- 向かって右が刀
- 向かって左が弓矢
となります。
理由と覚え方|五月人形の弓太刀の左右の配置位置
五月人形の弓矢の配置場所の左右の覚え方:理由を知る
五月人形が配置されている位置を武将が、
着座している場所とします。
「いざ!戦さ」となった場合に、
左手で刀の太刀部分の木の鞘(さや)を左手で手にして、
右手で取っ手の柄(つか)を掴み、刀を抜きます。
この配置位置にすることで、
当時の武将は、「いざ!戦さ」という時に瞬時に戦さに
素早く参戦することが可能となります。
この武将の習わしが残り、
お祝いイベントの端午の節句飾りの飾り方の配置となって
時代を受け継いできております。
悩み会話から、端午の節句飾りを楽しむ
五月人形の弓太刀の刀、弓矢の配置位置の左右
五月人形の弓太刀の刀、弓矢の配置位置の左右が解らない。ことは、
誰しもある事です。
しかし、この「細やかな親子の会話」こそ、
端午の節句のイベントには大切と考えます。
配置設置理由からお子さんへの学習能力・興味を引き出す
五月人形の弓太刀の刀、弓矢の配置位置の左右
五月人形の弓太刀の刀、弓矢の配置位置の左右が解らない。
という方は具体的な当時の使われ方を理解しつつ、
お子さんにお話なしながら覚えて頂きますと、お子さんの学習の機会となります。
このような豆知識をお子さんに教えて頂きながら
端午の節句の想い出作りと、
お子さんの興味を引き出すことも五月人形のお役目の一つでもあります。
不思議な五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の上下の向き
- 2、次に刀の上下の向きをご説明させていただきます。
刀と弓矢の配置位置は解かりましたが、
今度は刀の上下の向きがちょっと疑問で不安です。
刀を手にする柄(つか)が下で、剣、太刀部分の鞘(さや)が上でなんだか?おかしく感じませんか?
本当に、この飾り方で良いのでしょうか?
こんなお問い合わせを良く頂きます。
五月人形の刀の上下は、どっちに飾るの?
飾り方は、
柄(つか)が下
剣部分の鞘(さや)が上
が正解です。
歴史の理由から学ぶ|五月人形の弓太刀(刀)と弓矢の上下の向き
皆さんは、黙っていればおそらく反対に飾ってしまうかと思います。
ですが、事実を知りますとまた歴史が面白くなります。
戦さに使われていル武器に刀や弓矢、また薙刀などがあります。
これは、有事(戦さや合戦がある時)の
臨戦態勢の非常事態時にスグさま使用したい道具です。
戦国時代という時代の当時は、
戦さが毎日行われていたわけでも無いのです。
半年や1,2年おきに大きな戦さや小さな戦さがありました。
3~5年程度の期間、
大きな戦が無い平時(戦さや合戦が無い時)の平穏な時期もありました。
本来なら、昔の人だって平和、平穏を求めておりました。
しかし、大名の勢力図の領土の維持、拡大や年貢等
様々な諸事情を目的に統括している大名の考えのもと
やむ得ぬ戦さを繰り広げて歴史が作られてきました。
つまり、「五月人形 兜の刀の向きはどちらが上ですか?」
「五月人形 兜の刀の向きはどちらが上ですか?」の正式な回答は、
- 平穏な平時の時は、刀の立て方は柄(つか)が下。剣部分の鞘(さや)が上。です。
- 戦さの有事の時は、柄(つか)が下。剣の鞘(さや)部分が上。
争いがない平穏な時は、武将たちはこのような立て方をしておりました。
確かに、平穏な時は重みのある柄(つか)が下の方が、安定して刀が立ちます。
これが、端午の節句人形飾りの五月人形ではこちらの立て方を採用してきております。
これまた、昔の先人の知恵です。
五月人形の奥深くに眠るメッセージの一つに、「平穏、平和」が一番なのです。
まとめ
五月人形の弓太刀 弓矢の飾り方 位置配置 左右と上下向き
「五月人形の弓矢はどちらに置くべきですか?」
左右の配置は、
向かって右が刀
向かって左が弓矢
五月人形の刀の上下は、どっちに飾るの?
飾り方は、
柄(つか)が下
剣部分の鞘(さや)が上
追伸:おまけと豆知識
ちなみに、
当時の本物の日本刀は世界中のコレクターにとっては
目から鱗(うろこ)の品物です。
剣部分では無い鍔(つば):
刀を手にした時の相手の刃を手前で防ぎ止める丸い金具部分
この鍔(つば)だけでも、
とっても高額に取引されております。
その金額は、軽く兜飾りが買えてしまう金額で取引されております。
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