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五月人形の良し悪し?選び方 洗練された端午の節句兜
五月人形ってどれも同じと思っていませんか?
実は、兜には良し悪しがございます
〜 錣(しころ)部分でご説明 〜
機械で金具を作る金型を使い「鉄」を形成
この金具(小札)を威して兜の後ろ部分を繋ぎ合わせていきます
札(さね)とは、鉄や革でできた小さな板に穴をあけたものを並べ糸を通した兜や鎧の一部分のこと
こちらは…
和紙を使い漆(うるし)で塗り固めていく技法を用いております
最後は漆塗りの技法:カシュー塗りで小札を形成
※比較的小ぶりな札のことを小札といいます
機械生産できる時代
敢えて手間暇をかけた技法で五月人形兜を作り上げる方がおります
では、なぜ?
このような技法にこだわるのでしょうか?
もっと素早く兜作りが完成するこの時代に…
それは
平安、鎌倉時代の鎧兜作り
源氏 vs 平家が政権争いをしているこの時代に作られていた
強固な金具や鉄の普及していない甲冑作りの技法
世界的に見ても高度な技術
紙を用いることで細かな表現ができ
漆(うるし)を使い強度を増していく日本の甲冑作り
この800年以上も前の技法で端午の節句人形のお祝いをしてもらいたい
今の時代に数多くを作るのではなく、質の高い技術の作りを後世に残したい
そんな想いと情熱で
加藤鞆美氏は、この当時の鎧、兜を作り続けておられます
白・水色・薄緑など
カラフルな色合いの本小札もございます
実は、鉢(頭の部分)も…
合せ鉢にし、より強度に作る技術もあります
〜 本式の合わせ鉢とは 〜
合戦時、頭部を守るために考案された戦国最強の星鋲合わせ鉢
鉄製の兜鉢は、三角状の鉢部品を重ね合わせ
多数の星鋲をカシメることで強度を高めています
こちらは革や布張りされた鉢
さらに、鞆美氏の兜は
良質な革を選び、なめしてデザイン付け
一筆ずつ描いていきます
鍬形は金型プレスで機械生産ではなく
今の時代に「糸のこ」で
全て手作業で切り落としています
〜 数の追求ではなく、質の追求 〜
質の良い五月人形は
派手さは少ないですが質感が違います
そして、さらに…
合わせる台屏風は
国産の杉の材をふんだんに使い
昔の日本らしさを感じさせています
実は、五月人形の台屏風としては
割高な自然の材の杉の木
コンパクト化の流れによって
コストが高くても自然の素材にこだわっています
温もりを感じる飾り台
木目がわかる屏風
確かな目で…
こだわりの逸品を届けたい
〜 気に入ってくれる人だけでいい 〜
そんな気持ちで作っております
ひなせいのこだわり感じてください
↓こだわりの詰まった加藤鞆美氏作品はこちらから
五月人形の良し悪し?選び方 洗練された端午の節句兜
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