五月人形とは?どんな意味で男の子に願う
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五月人形とは?どんな意味で男の子に願うの?
私共には、五月人形を提供する前に伝えていかなくてはいけないことがあるのです。
それは、とっても大切なことなのです。
実は、私がこの五月人形のホームページの中で一番読んで頂きたいページここにあるのです。
少々長くなりますが、お付き合いください。
今の時代の日本では、極々普通に暮らしてれば、食べれない。という事はなくなっている世の中です。
そして、今の日本では特別贅沢(ぜいたく)な生活を求めなければ、何も不自由なことはないのです。
こんなにモノが手に入りやすい時代となって来ているのが、現代の日本社会なのです。
いつどこに行っても、ほとんどが手に入る時代。しかも、24時間・・・
そして、気に入ったモノがなければ、インターネットでも購入出来る。
こんな便利な時代となったのです。
テレビ、ゲーム、インターネットが普及して情報伝達も非常に早く、様々な情報やモノが入手出来るのです。
そして、今後すべてのモノというのは、お金というものを払えば手に入れることが出来るでしょう・・・
ですが、その反面どうなのでしょうか?
果たして、人が人らしく生きれているのであろうか?近年の普段の日常は慌ただしく、時間に追われて生きている。
快適であって、快適ではない。もしかして、快適と感じる間もなく生きている。
何が?大切であって、何が?大切ではないのか?
これを考える暇も無い日常・・・もしくは、現代が便利さの固まりになっているのかもしれません。
その余り、この先に進むべき方向すら見失ってしまっているのかもしれません。
本来歩んでいくべき、道を進まなくてはいけない私たちなのですが、便利、楽、快適さばかりが先行してしまった感もあるのです。
モノが普及していない古き時代の秋の神社のお祭りでは、収穫できた穀物や動物、魚類を皆が物々交換をしてお祭りをしたと聞きます。
モノが無い替わりに、人が人を助けてあげる。助け合いをしている。手伝ってくれる。
こんな時代を人々は過ごしていたのです。
そこには、物欲、金銭欲というものは一切存在しない世の中があったのです。
五月人形は、どんな意味で男の子に贈るのか
今の時代は、モノが豊かの反面、こころの豊かさはどうなのでしょうか・・・?
ここが、これからの先の時代に問われてくる疑問符なのです。
私共、静岡県藤枝市 五月人形のひなせいでは、毎年の女の子、男の子の赤ちゃんのお祝いである初節句人形の雛人形と五月人形を製造、販売しております。
赤ちゃんの誕生という人々の人生の節目のお仕事をお手伝いさせて頂いてます。
この赤ちゃんの誕生。
とっても、親としては嬉しいものを感じるのです。
その親となる前に人は決まって、異性という人(他人)を好きになる。
人生においての良き最愛の異性のパートナーを求めるのです。
人間が人として本来持って生まれた本能。そして、その二人はお互いの将来を誓って結婚。
全くの他人同士で違う価値観で生きてきた男性と女性が同じ屋根の下で共に過ごす。
その過ごす間に、相手の価値観をお互いが尊重して夫婦という人としての新しい関係性が形成されていく。
この共に過ごす期間で、男性は女性を、女性は男性の強さ、弱さを知って行くのです。
相手の得意、不得意を補ったり、協力して生活をしていくようになるのです。
新しい暮らしの中では、些細な喧嘩も発生します。これは、元々が、育ってきた環境がそれぞれ違いますので仕方のないことなのです。
ですが、それを分かち合い、認めて、お互いが協調性を発揮して成長していくのです。
要するに、人間の持つ環境に合わせる能力と
「お互いの関係を良くしたい!」
「お互いの関係をより良く維持したい!」
というヒト本来が持つ「成長欲」と「本気で相手を思う気持ち」という考え方がそうさせるのです。
そして、二人の間に子供という宝ものが、神から授けられるのです。
この新たな家族が仲間入りすることによって、また夫婦のヒトとしての成長が始まるのです。
更に、弱い立場の人が家族に加わって来たのですから、
好き同士だった夫婦の関係性から、
今度は、守るべき、愛すべき人への対照が少しずつ変わってくるのです。
そこに親として、人としての更なる成長。
「この子に不自由をさせたくない。」
「この子を喜ばせたい。」
「この子を幸せにしたい・・・。」
自分への成長欲が、新しい家族が増えることにより、今度は一番大切な対照が自分の子供=相手(自分以外)に変わっていくのです。
だから、自分の子供にしか芽生えない感情がここに生まれてくるのです。
これが、家族愛なのです。これこそが、本来持つべき人間らしさなのです。
自分のことを中心に自分の脳を使うのではなく、相手(自分以外)のために自分の脳を使う。
自分のことを後回しにして、相手のことを最優先に考える。
これが、本来の人としてのあり方であり、人間らしさなのです。
「人間らしさ」と、たった一言で言っておりますが、人生の最後まで突き詰める言葉でもあるのです。
人間らしさ・・・とは、
成長する、学ぶ、考える、行動する・・・・
目標を持つ。目標に対しやりがいを感じる、達成感を感じる。
憂い、喜び、悲しむ・・・・
会話をする。
コミュニケーションが出来る。
分かち合えて、意思疎通が出来る。
「相手(他人)の気持ちになれる。」
「相手(他人)の立場になって考え、行動できる。」
こころの中に感じるものがある。
この先に、感動、感激、感謝という気持ちがある。
すべて、自分と相手(自分以外の人=他人)との関係性の中にあるものなのです。
形、モノでは一切ない何かが、ここにあるのです。
モノの豊かさと裏腹に何か?大切なものを見過ごしているように思うのです。
だからこそ、モノが普及していない時代の秋の神社のお祭りでは、
神様に感謝して、人々が収穫出来たものを物々交換していたのではないのでしょうか・・・?
おじいちゃん、おばあちゃん達は、あなたを育てて来た経験者であり、昔のモノが無い時代を体験しておりますので、
ここのところを良く知っているのです。
ですので、お孫さんの出生を嬉しく想い五月人形という決して安くない贈り物をお孫さんに、男の子の赤ちゃん(相手)にするのです。
ここの表現、言い回しがちょっとずれて来てしまった五月人形の業界。
知っていて当たり前であろう・・・!という観点の五月人形の業界になってしまったのかもしれません。
ですので、どこの五月人形店に行っても、どこの五月人形のサイトを見ても「五月人形とは、男の子の誕生、成長、健康を五月五日に祝うのですよ。」
と、だけにフォーカスしてしまっていた過去の五月人形業界が、とても残念と思うのです。
人の持つ本来のこころの何か?について、何も伝えていないのです。
産まれてきたばかりの男の子に、五月人形を提供する前にずっと私が、悩んでいたこと。
自分には、五月人形というモノを通じていったい、何が出来るのであろうか?
何を提供しなくてはいけないのであろうか?
はたまた、この先の後世の人たちに何を伝えていかなくてはいけないのであろうか?
実は、私は40歳という歳を超えてから授かった私達夫婦の間の我が子。
この息子の誕生に対して、すれ違うように他界して行ってしまった嫁側のおじいちゃんが、
最後に、残していってくれた五月人形には、「人が人らしく生きて、行ってください。」
そう、書かれているようでした。
正直、お恥ずかしいお話ですが、なにか?もっと大切なことを伝えていかなくてはいけない立場の私であったのだ。と気付かされました。
もっと自分の大切な仕事がここにあると気付かせてくれたのです。
たまたま、あなたと出会った私の五月人形のこのページ。
そして、ここまで読んで頂いたあなたに私が伝えたいこと。
五月人形を通じて、共がめざすもの。
それが、守るべき人、愛すべき人にこころの豊かさを育ませることなのです。
五月人形って、産まれたばかりの赤ちゃんに
「あー、なってもらいたい!」
「こー、なってもらいたい!」
という贈る側からの相手(赤ちゃん)に対して、そのもっと先に存在するメッセージ。
「人が人らしく、生きて行って欲しい!」
こんな想いが、五月人形というモノ、形になり、その先に眠ってしまっている本当の意味、メッセージがある。
今度は、この大切な事をあなたが毎年の五月五日に守るべき、愛すべき対照にゆっくりと、じっくりと伝えていって欲しいのです。
五月人形には、とっても奥深い人に対するこころの思いやりが、ずっと昔の日本から存在、継続されているのです。
これを、日本の伝統文化というのではないのでしょうか・・・?
おそらく時代は、今後もっと先に進んでいきます。モノは豊かだが、まだ人々が手に入れていないモノがあると気付きます。
そして、人類はそちらが正しい。と、人として持っている成長欲によって、歩み始めることでしょう。
皆さんは、正しいです。合っております。正論を持っております。
この人生の節目だからこそ、気付けれるのです。正しいものは、何なのか?進むべきものは何なのか?
男の子という赤ちゃんの誕生という人としての節目に、このページと出会えたことに感謝します。
最後に
最後に、守るべき人、愛すべき人にこころの豊かさを育ませることなのです。
静岡県藤枝市 五月人形のひなせい 代表取締役 青木健明 スタッフ一同
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