五月人形(兜飾り)は、何歳まで?いつまで飾る?出しっぱなしはダメ?
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五月人形はいつまで・何歳まで飾るの?
五月人形をいつまで飾るのか?いつ片付けたらいいのか?とお悩みの方も多いようです。
そのお悩みにお答えする前に、この回答には2通りのご質問がございます。
その年の端午の節句をいつまで飾るのか?
お子さんが大きくなってきたので、いつまで飾るべき?
この2つの悩みになるかと思います。
五月人形を飾る効果は何?
【子供(こども)の日の端午の節句に兜を飾るのはなぜ?】
五月人形を飾る風物詩は、日本の端午の節句を感じる象徴的なイベントの一つです。
春が深まり、桜の花が散り、新緑が茂る季節、日本の家庭には五月人形の準備が始まります。
家々の玄関先やリビングに、立派な五月人形が飾られ、その姿は季節の移り変わりと共に家庭に幸せと活気をもたらします。
【コロナ禍前の価値観】
- 子供の健やかな成長を願う
- 家族の幸せを願う
- 厄除けや邪気払いの意味
- 歴史や伝統の尊重
【コロナ禍以降の端午の節句・こどもの日への価値観・最近のトレンド】
- 長閑なゴールデンウィークを過ごす風物詩:家族の休養
- コロナ禍から国民の意識の変化|家族と過ごす時間の重要性
- 親子で学ぶ日本の歴史
五月人形を飾る風物詩は、日本の端午の節句を感じる象徴的なイベントの一つです。
武将や将軍の装いをした人形は、風格を感じさせ、ご家庭に日本の伝統と日本の歴史を学んでいく息吹をもたらします。
ご家庭では、日本の歴史上の武将の生き様や人物像の会話が、親子でされます。
その様子はまるで、家族の幸せと絆が溢れ出す絵巻物のようであり、これからのとても大切な時間としての価値が、重要視されていくことでしょう。
男の子の初節句はいつまで?
男の子の初節句は、通常、生後1年目の端午の節句(5月5日)に行われます。
端午の節句は、日本の伝統的な行事であり、男の子の成長や健康を祝うために行われます。
ただし、お子さんの誕生が、4月のが場合の家庭によっては、初節句を生後1年目の端午の節句に限定せず、生後2年目の5月5日に初節句を行う家庭もいらっしゃいます。
まずは、その年のいつ頃まで飾ろうか?
長期休暇のゴールデンウィークの最終日に近い5月5日のこどもの日。
楽しかった思い出の残る今年の端午の節句を、ご家族で満喫できたと思います。
このこどもの日のお祝いに大なり小なりの五月人形が、各ご家庭に飾られていると思います。
この五月人形のしまう時期・季節は、やはり、五月五日を過ぎましたら晴れた日にしまいたいものです。
楽しい初節句
そもそも五月五日のこどもの日という日は日本の暦でゴールデンウイークの連休にあたります。
最近のゴールデンウイークの連休は、長い方で10日間近くお休みの方も多いようになっております。
このゴールデンウイークの最終辺りが5月5日となりますので、楽しいゴールデンウイークも終わりで連休明けから普段の日常に戻る。
という意識の中で、来年も楽しいお節句を約束して五月人形をしまうのがよろしいと思います。
元々の本来のお節句の意味とは?
節句とは、季節を味わう、季節・季節の節目にお祝いの儀式をするのが、お節句本来の意味です。
この五月五日が、たまたま男の子用のお祝いの端午の節句です。
その年のお祝いの儀式、イベントはやはり五月五日をもちまして終了というのが理想的です。
しかし、慌てて雨の日に片付けては湿気を嫌う五月人形には良くないことです。
次の湿気のない晴れる日が来るのを待ちましょう。
その目安が、「翌週末頃には片付けたいです。」ということです。
旧節句で、行っている地域の方はこれが六月五日となります。
男の子に兜をかぶせる意味は?
男の子に兜をかぶせる習慣にはいくつかの意味があります。
健康と成長の願い
兜は古来より戦士や武士が身につける防具であり、強さや勇気、健康を象徴します。
男の子に兜をかぶせることで、その子供の健康と成長を願うとともに、将来が強く健やかに育つことを祈る意味が込められています。
男らしさと誇り
兜は男らしさや誇りを象徴するアイテムでもあります。
男の子に兜をかぶせることで、将来の男性としての役割や責任を意識し、誇りを持って成長していくことを促すことができます。
五月人形(兜飾り)、鯉のぼりは何歳まで飾る?
お子さんが大きくなったので…
子供も成長してきて、五月人形に興味が無くなってきたのでどうしようかな?
何歳まで飾ろうかな?と考える方は多いようです。
こちらのお答えですが、出来ればお子さんが成人なさるまで、社会人になるまで、結婚するまで飾りたいですよね。
実際には、親子代々のものを同時に飾っているご家庭も存在ます。
これは、一番の理想のタイプですね。
おじいちゃんのがあって、お父さんのがあって、子供のがある。
家族の歴史を感じる光景でもあります。
大切な男の子が、男性となる親離れの時期
男の子はある程度の年格好になりますと、自分を大人の一員の一人扱いしてもらいたい気持ちが高まります。
これはこれで、無くてはいけない親離れの時期です。
自分一人で生きていく力への挑戦ですので、そこはちゃんと伸ばしてあげなくてはいけません。
男の子は、成長して大人の男性となります。そして、異性の女性と家族を養っていきます。
この大切なパートナーと結婚して家族を養っていくには、その力が無くては守っていく立場へと変化していきます。
さらに、その未来に誕生する子供まで養っていかなくてはなりません。
そんな成長していくお子さんを遠目で見ながら、五月人形を飾っていただければ良いと思います。
先程は、自分一人で生きていけるようにとは言いましたが、人とは自分一人で生きていくことは無理と感じる時が来ます。
人類が今ここまで進化して来たのは、人が人を助け合う事に脳を使ってきたからです。
それをお子さんも気付く時が来るのです。
最愛なる妻子を持ち、守ってあげたい気持ちが強くなる時、自分の父、母がしてくれていた端午の節句と言う意味がようやく解る時が来ます。
ですので、さりげなく五月人形を飾ってあげるのが一番です。
男の子の五月人形(兜飾り)はいつ飾る?
お彼岸は、仏教の行事の一つであり、先祖の供養を行う期間です。
春のお彼岸は春分の日(3月20日前後)を中心にして、お彼岸の期間中は、先祖を供養するために仏壇にお花やお線香を供え、墓参りを行うことが一般的です。
お彼岸が終わった後の春の彼岸明けに男の子の五月人形(兜飾り)を飾るのが一般的です。
春の彼岸は春分の日前後にありますので、その時期を目安にして兜を飾ることが良いでしょう。
五月人形を5月に飾っても良い?
ゴールデンウィークは、日本で最も長い連休の一つであり、多くの人々が休暇を楽しむ時期です。
通常、ゴールデンウィークは4月末から5月初めにかけて行われます。
この期間は、家族や友人と過ごす機会が多く、家庭のイベントや行事も盛んに行われます。
そのため、五月人形の男の子の兜をゴールデンウィークの始まりに飾ることは、家族や友人との団らんを祝う良い機会となります。
兜は男の子の健康や成長を願う意味があり、家族が一堂に集まるこの特別な時期に飾ることで、家族の絆を深め、子供たちの未来を祝福することができます。
五月人形を夜に飾ってもいいの?
祝いの行事は一般的に午前中に行われることが一般的です。
午前中に行われることの理由にはいくつかの要因があります。
明るさと活気
午前中は日中であり、明るい時間帯です。この時間帯に行われる祝い事は、より活気があり、雰囲気が明るくなります。
五月人形(兜飾り)は、何歳まで?いつまで飾る?出しっぱなしはダメ?
つまり、お子さんの初節句のお祝いでご用意した五月人形は、ゴールデンウィークの長閑な季節を楽しむ風物詩として4月早々から飾っていただき、末長くご家族の家宝として飾りたいものです。
無理やり五月人形を飾らない理由を付けずに、端午の節句で季節の節目を楽しむ。
ゴールデンウイークの連休を家族揃って、のんびり過ごす。
連休の長閑な時間を五月五日のこどもの日に心地よい微風を感じながら楽しむ季節を感じる。
こんな感覚で今の皆さんは、五月人形を飾っている近年のトレンドの傾向となっております。
こう考えますと、年柄年中出しっぱなしは季節を感じるという情緒や風情が無くなってしまします。
五月五日のこどもの日を過ぎたら節目として片付けるという意識を持ち、また来年来る楽しい5月5日を心待ちにしてましょう。
そして、また一年成長した息子さんや家族の成長を確認する家族のイベントの一つにしましょう。
追伸:6月に入ってきますと梅雨時期となり五月人形が嫌う湿気が多い季節となりますので、積極的にしまうことをお勧めします。