こどもの日の端午の節句の楽しみ方 五月人形 本質とは?

こどもの日(端午の節句)の楽しみ方・五月人形の本質とは?

端午の節句の五月人形とは?

五月人形とは?

一般的には、五月人形は「お子さんの健康と成長を願う、祝うもの」とされています。

ですが、これは簡単に表現した時の言葉であってその先の深い意味合いがあります。



五月人形の読み方とは?

五月人形って、書いてなんと読むの?

一般的には、「ごがつにんぎょう」と読みます。

人によっては、「さつきにんぎょう」と読む方もおりますが、

両者ともこどもの日にお祝いする端午の節句人形を指しております。



五月人形(兜鎧飾り)にはどんな種類がありますか?

代表的には、「兜飾り」と「鎧飾り」、 お顔のついた「子供大将飾り・武者人形」の3種類。

・この中でも一番人気なものは、「兜飾り」です。

種類も多く、お値段的にもお買い求めやすいものから、高級なものまであります。

サイズ的には、コンパクトサイズから実際にお子様が被れる着用兜まで揃っております。


・本格的に飾りたい方におすすめは、「鎧飾り」です。

胴体部分もありますので、ちょっとお値段的にもお高くなります。


・お顔の付いた表情が優しい「子供大将飾り」となります。

鎧飾りや兜飾りが怖い。
戦のイメージがあるからイヤという方におすすめです。


楽しい五月のお節句

歴史から見る端午の節句のイベント

昔は、武家社会やお金のある階級の贅沢な宴として端午の節句が開かれておりました。

装飾用の五月人形を作り、子供の成長を祝ったのが初まりです。

それが、江戸時代の頃から庶民の皆さんにも広がり、現代では、5月5日と言うのは、暦の上では子供の日=端午の節句と称されるようになってきました。

そのお祝い方法は、五月人形を飾って家族皆でお子さんの成長を祝い、確認するという方法です。



その前に、五節句って何?

節句と言って、節(ふし)の旬(しゅん)と書きます。

江戸幕府により、言葉通りの、季節の節目・旬な時を5つの日に定めたものです。

  1. 人日(じんじつ):一月七日
  2. 上巳(じょうし):三月三日
  3. 端午(たんご):五月五日
  4. 七夕(しちせき):七月七日
  5. 重陽(ちょうよう):九月九日


江戸幕府が決めた五節句の定義

日本には、春夏秋冬の四季がございます。

寒い季節もあれば、暑い季節もあり、 四季折々の過ごし方が出来、季節感を味わうことが出来ます。

この季節感をもっと楽しくお祝いしよう。

との事で、江戸時代の初めに幕府により、公家社会の風習と季節の節目の日として「五節句」と定めました。

それが、明治時代に世界標準の暦の新暦に改正され、現在は、一ヶ月遅れで行われている感覚です。

ひな祭りや、お盆も、旧暦で行う地域がありますが、

旧暦の方が江戸時代の実際に行ってきた季節になります。

雛人形には、桜、橘が添えられます。

実際、桜が咲くのも4月上旬ですので季節の節目と一致しています。



人日・上巳・端午・七夕・重陽の五節句について

人日(じんじつ):一月七日

一月一日(元旦)からの宴の後の七日目の日に人日の節句と言いまして、

「春の七草」を収穫して、胃を休めましょう。

そして、冬が終わりましたよ。と言う節目の日です。


春の七草とは?

セリ・・・・芹

ナズナ・・・薺 :別名「ペンペングサ」

オギョウ・・御行・御形 :「ハハコグサ・母子草」のこと。ゴギョウとも

ハコベラ・・繁縷・蘩蔞 :「ハコベ」のこと

ホトケノザ・仏の座 :現在の「タビラコ・田平子」

スズナ ・・菘・菁・鈴菜:「カブ・蕪」のこと

スズシロ・・蘿蔔・清白:「ダイコン・大根」のこと



雛祭り

上巳(じょうし):三月三日

春の到来を儀式した桃の節句。

ひな祭りを開催し、雛人形を飾り女の子の成長を祝い、

さあ、これから春がやってきますよ。という節目の日。雛祭り。


端午(たんご):五月五日

「菖蒲(あやめ)の節句」とも言われ、現代ではこどもの日。

端午の節句で五月人形を飾り男の子の成長を祝う儀式。

これから、梅雨になり季節がまた変わって行きますよ。という節目の日。


五月、六月に開花する菖蒲(あやめ)は、邪気を払うとされ、

菖蒲の香りの菖蒲湯に入ったり 菖蒲酒を飲んだりして季節を楽しんでおりました。

この菖蒲(しょうぶ)は、しょうぶ=勝負に掛けられて

男の子の節句と更に色濃さを増して行ったのです。

これが、1948年(昭和23年)7月、「国民の祝日に関する法律」で

「こどもの日」と言う国民の休日に定められ、
端午の節句 = こどもの日 = 五月人形という、認識が出来ました。


七夕(しちせき):七月七日

「七夕祭り」竹笹に願い事を五色の短冊を飾って願ったり、「けがれ」を払うための儀式。

一番熱い日本の季節の節目の日。


重陽(ちょうよう):九月九日

「菊の節句」とも言いまして、中国では、菊の花が不老長寿の薬草。

菊の花をお酒に浮かべ「菊酒」を飲み邪気を払う昔の人の季節の儀式。

さあ、冬の寒い季節がやってきますよ。という節目の日。



男の子の初節句

端午の節句の五月人形は、最高の贈り物

端午の節句の五月人形は、贈り主からの最高の贈り物

何気なく、おじいちゃん、おばあちゃんから贈られた五月人形 = Gift。

時代の流れを見ますと、日本人の季節を楽しむお祝い事の一貫です。

この五月人形とは、基本的には母方のおじいちゃん、おばあちゃんから

嫁いでいった自分の娘の子供、赤ちゃんに対して贈られます。

その五月人形を飾り、毎年端午の節句でお祝いする五節句の祝い事の一つでした。

現代では、このようなお堅いしきたりや本来の意味は薄くなってきましたが、

赤ちゃんの表情を見ると自分の娘の幼少期の顔つきと似ていたり、

孫への可愛さ、嬉しさで五月人形を飾って、端午の節句を過ごしてもらいたい。

このような感覚に変わってきています。



端午の節句=こどもの日というイベントへの移行

1948年(昭和23年)7月に、五月五日という端午の節句が

「こどもの日」と言う国民の休日に定められました。

菖蒲(勝負)にあやかって行われていた端午の節句が、こどもの日と言う

祝日によりその価値観が、徐々に高級な装飾用の豪華な鎧・兜での祝いから、

家族でゴールデンウィークの連休を過ごす体験の楽しみへ移行してきております。



端午の節句を楽しむ家族

今も昔も変わらぬ、親から見えるこどもへの思い

ゴールデンウィーク中の5月5日。

おじちゃん、おばあちゃんから届いた贈りものである五月人形。

これを、毎年同じ日に子供と家族でお祝いします。

そして、親は思います。

 一年でこんなに大きくなったんだ。

 去年の今頃はこうしていたな・・・

 あぁ〜と、喋っていたな・・・

 こんなにも成長してくれたんだな、ありがとう・・・

親が息子の成長を思い出し、再確認し息子さんに、両親に感謝を自然とされることでしょう。



五月の節句飾りで家族楽しむ

子供から見える端午の節句

ゴールデンウィークの長期の休み。

お父さん、お母さんが休日の方も多いことでしょう。

幼稚園、学校もお休みで、家族揃って「こどもの日」を過ごしたい。

元気な男の子は、お父さんと一緒に過ごせて嬉しいですし、自分の五月人形を飾ってもらえて大満足。

庭には、青空の下鯉のぼりが元気に風になびいてます。

毎年、少しづつ成長していく子供の目線と覚えていく速さ、興味の移り変わりがあります。

五月人形が飾られて決まって出てくる言葉。

「この五月人形は、おじいちゃんおばあちゃんがあなたが元気で

良い子でいますようにって、贈ってくれたんだよ!」

こんな会話を毎年、五月人形と共に話して成長していく五月五日というこどもの日。

子供の中に、端午の節句で成長を祝い続けてもらったという想い出が残ります。

「元気でいたい!大きくなりたい!」という意思が明確になり、

そして「贈り主のおじいちゃん、おばあちゃんへの感謝の気持ち」が、宿っていきます。



ベランダ鯉のぼりで遊ぶこどもの日

こどもの日 イベント|家族の食事を楽しむ

家族でのお祝いシーンも、この特別な時期ならではの素敵な風景です。

家族が揃って食卓を囲み、美味しい料理を楽しむ姿は、心温まる光景となります。

五月人形を眺めながら、家族の絆が深まる瞬間が生まれ、季節の美しさと幸せを感じることができるでしょう。


【具体的なこどもの日 イベント 食べ物 5選】

1. 柔らかく甘い柏餅

柏の葉で包まれた柏餅はもちもちとした食感の中に、ほんのり甘い小豆餡が詰まっています。

子供たちはワクワクしながら、柏餅を開く楽しみを感じます。

2. 竹の葉に包まれたちまき

竹の葉に包まれたちまきは、ふわっと広がる香りとともに、もちもちとした食感が楽しい一品です。

竹の葉の香りがほんのりと感じられ、子供たちは外の空気を感じながら、ちまきを食べることで夏の訪れを感じるでしょう。

3. カラフルなちんすこう

ちんすこうは、パリパリとした食感が楽しいお菓子です。

カラフルな色合いや独特の形が、子供たちの目を引きます。

一口食べると、口の中でサクサクと崩れる食感と甘さに、子供たちはやみつきになること間違いありません。

4. 鮮やかな色彩の鯉のぼり寿司

鯉のぼりの形をした寿司は、まるで遊び心溢れるアートのよう。

カラフルな寿司ネタや飾り付けが、子供たちの好奇心を刺激します。

見た目にも美しい鯉のぼり寿司を食べることで、子供たちは食べることの楽しさを再発見するでしょう。

5. 笑顔が溢れる子供向けデザート

カラフルな和菓子や洋菓子、アイスクリームなど、

子供向けのデザートは笑顔が溢れる一品ばかり。

甘さと可愛らしさが詰まったデザートを食べながら、

子供たちは楽しいひとときを過ごすことができます。

これらの美味しい食べ物は、子供たちの心を掴むだけでなく、

一緒に楽しい時間を過ごすことができることでしょう。



兜飾りでこどもの日に祝った想い出

こどもの日 イベント|家族でお出かけ

さらに、家族での屋外アクティビティも、ゴールデンウィークには最適です。

自然の中で散歩したり、公園でピクニックを楽しんだりすることで、

季節の美しさを存分に感じることができます。

子供たちが笑顔で駆け回り、家族全員が自然の中で心地よく過ごす姿は、

心に残る素晴らしい風景となるでしょう。

また、ゴールデンウィークということでお近くの公園・広場でのイベントに参加するのも楽しいですね。

こどもの日 イベント|家族で趣味・ゲーム・映画

さらに、家族での趣味やゲーム・映画等の楽しむ時間も大切です。

家族みんなが興味を持つことに取り組んだり、一緒に映画を観たり、

ゲームを楽しんだりすることで、絆が深まります。

このような家族での特別な時間は、ゴールデンウィークならではの贅沢なひとときです。



端午の節句、こどもの日がゴールデンウィークと重なることで、家族がゆっくりと過ごす時間を楽しみ想い出が増えます。

親戚が一堂に集まり、心から笑い合い、楽しい時間を共有することで、

季節の美しさと家族の絆を感じることができるでしょう。



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