凛とした佇まいに、どこか温もりを感じる黒の兜。
その静けさのなかに、
わが子を想う親の“願い”が、そっと重なっていきます。
ブロンズのやさしい光沢は、
見る角度によって表情を変え、暮らしの空間にすっとなじみます。
前立ては、左右に伸びる滑らかな銀の曲線。
まるで羽ばたく鳥のように、
未来へ向かうわが子の姿を重ねたくなります。
主張しすぎないからこそ、
そこに込めた想いがまっすぐ届いてくる、
そんな不思議な力があります。
屏風には、グレーと薄墨を基調とした落ち着きある布地。
自然素材の台座と調和し、
まるで一枚の静物画のような美しさに仕上がっています。
どんな場所にも飾りやすく、
初節句だけでなく、毎年飾りたくなる心地よさがあります。
矢飾りには、まっすぐな意志を。
木の器に添えられたドライフラワーには、
四季の移ろいとともに育つ我が子の未来を託して。
節句飾りという文化が、
こんなにも現代の暮らしに寄り添えることを実感できます。
飾るたび、
「あなたが、あなたらしく育ちますように」
そんな親の想いを、
この兜は静かに伝えてくれるでしょう。
暮らしの中で、やさしく強く生きる心を育む
現代の家族にふさわしい節句飾りです。