商品説明
品が良い!五月人形 兜収納飾りは高貴な加藤鞆美 源為朝
間口46㎝×奥行36㎝×高さ62㎝

強さは、静けさの中にある。
― 小さな背中に、確かな誇りと未来を ―
こんな方におすすめ
- コンパクトながらも高級感ある収納タイプを求めている方
目を引くのは、虎と龍が描かれた黒い屏風。
虎は地に足をつけて生きる力、
龍は天を駆けるしなやかな心を象徴します。
正反対の力が並び立つこの構図は、
人生を歩むうえで必要なバランスそのもの。
お子さまがどんな時も“自分らしく”進めるように──そんな願いが込められています。
中央に配された兜は、源頼朝をイメージした勇ましい一領。
鍬形は鋭く切り出され、存在感を放ちつつも品格を保っています。
白を基調にした錣(しころ)は、明るさと清らかさの象徴。
そして、鉢部分には鋲打ちが施され、実戦的な雰囲気と
繊細な手仕事の美しさが同居した逸品です。
この兜を手がけたのは、甲冑師・加藤鞆美。
東京都伝統工芸士として認定され、
長年にわたり「実戦甲冑」を基にした造形力で高い評価を受けています。
彼の作品には“飾るだけで終わらない”、
心に響く物語性が宿っているのです。
収納飾りの台は、実用性と美しさを兼ね備えた作り。
飾るたびに開かれるその空間は、
家族が向き合う“節句の時間”の舞台でもあります。
小さな手が兜を見上げる瞬間、
きっとその眼差しに、希望と誇りが芽生えていくでしょう。
一年に一度の節句。
けれど、この兜に込めた想いは、
お子さまの中にいつまでも灯り続けます。
それはまるで、心にそっと寄り添う道しるべのように。

平安時代末期の武将、源為朝の兜。
最強伝説を残した弓の名手でした。
源為朝公の鍬形はボリューム感があるのがポイント。

吹返しの絵柄は、手作業によって描かれています。
錣(しころ)は後ろからの攻撃から守るための役割があります。
革紐の威。
赤は活力、全ての生命の源を表す太陽の色とされているそうです。

本物を忠実に再現したとされる威風堂々とした兜。
豪華なデザインの前立ですが、洗練された印象を与えます。

兜の左右にある吹返しは
刀が当たらないように顔を守る部分。
兜鉢は型抜きではなく、
金属板を加工して一つ一つ手作業で鋲打ち止めています。

加藤鞆美先生は、錣(しころ)に使用する威は革紐を使用しています。
高級感あふれる黒とゴールドのコントラスト。
忍緒(しのびお)は力強い赤色。
この甲冑は普通糸で縫い上げる
作業を敢えて革を使い縫いあげをしているのです。

加藤鞆美(ともみ)先生が製作している
限りなく本物に近い五月人形用の甲冑。
鍬形(くわがた)も、機械で作らず手作業で研ぎ出していますので、
鍬形のエッジを手で触りますと
少し凹凸があるのが肌で感じます。
しかし、肉眼では全く確認は出来ないくらい精巧に研ぎ出しています。
まさに、平安時代の鎧、兜作りの再現を忠実にこなしております。

弓は向かって左側、太刀は向かって右側にお飾りください。
弓と太刀には「邪気や魔が近寄って来ないように」する意味があり
「破魔」と呼ばれ、神社でも魔除けとして売られています。
また、太刀は光り物が嫌いな魔物から身を守るために飾られます。

弓太刀は戦う為でなく、長い弓には神が宿ると考えられていました。
戦うためではないので、鞘(さや)を上にして、
手で握る柄(つか)を下の方に飾ります。
弓と刀を両側に飾るという事は、
家来がちゃんとお側を固めて大将である
甲冑を守ってくれているという役目がありました。

龍虎の絵柄というと勇ましいものを連想されると思います。
もちろんその通りで、
この2つの動物は戦国大名が勇ましさの象徴として
好んで使った図柄でもありました。
仏教の考え方の根底に、
「龍虎の前には天子(領土を統括する君子)が立つ。」
という図柄は天下泰平を意味するといわれていました。

兜が映える黒い屏風に銀と金で描き上げた虎と昇り龍の金彩加工が綺麗です。
東の青龍、西の白虎というのは仏教の考え方の根底に
四方を守る神としてあがめられています。
自分の力で道を切り開いていく未来に、
力強い主語がありますようにという願いの込められた五月人形です。
品が良い!五月人形 加藤鞆美 1/3源為朝(収納タイプ)