商品説明
最高級品の兜!五月人形 本金箔押しで本革威(おどし)の本革紐
もともと京甲冑といわれる京都の甲冑作りの勉強をしていましたが、江戸甲冑にも見識があり、京都時代に修業したエッセンスを活かした江戸甲冑を作ることで有名な甲冑師です。
五月人形には、「この武将のもの」とわかるものと、わからないものがあります。
わからないものは神社等に戦勝祈願や平和を願って奉納された兜をもとに作られているものです。
【兜】
本金箔を使い、吹き返しには甲州印伝として有名な鹿革を使っています。
印伝の文様はトンボですが、トンボは「勝ち虫」と呼ばれて戦国時代の武士に喜ばれたモチーフでした。
トンボは前に進みますが、決して後ろに動く動きを見せません。
このことから「不退転(決して退却しない)」という意味に転嫁されたものと考えられています。
一つ一つの小札(こざね)は、本革の紐で丁寧に編まれています。
兜の鍬形の根元にある「花に蝶」のモチーフも武将が愛したモチーフでした。
蝶は「不死・不滅」を具現化するモチーフとして武士に好まれた文様です。
長(上に立つ)、丁(整った偶数)などという音とも重なることから、おめでたい吉祥文様として戦勝祈願の兜によく用いられた文様でもあります。
【調度】
五月人形の平飾りの場合、兜は飾り箱の上に飾られることが一般的です。
美しい細工を施した飾り箱の上に置台を載せ、そのうえに袱紗をかぶせて兜を飾ります。
すべてが調和した美しさであるよう、ほとんど見えなくなってしまう飾り箱にも手を抜いておりません。
平飾りの台と屏風は国産杉の板を使い、京都の町屋風に仕立てました。
飾り台の存在感も極まり、ひときわ質感のある五月人形となっています。
【屏風】
戦勝祈願のために奉納された兜は、ただ武勇を祈って作られたわけではありません。
これから攻める地と守る地を平定し、領民の平和の状態を長く保てるよう願って寄進されたものでもあります。
五月人形の飾られる世の中は平和であってほしいという願いから、屏風は背後に刀かけがある状態を表しています。
有事の時は刀はつねに座った時の左側に置くものです。
後ろに置けるのは、危険から一番遠いところにいる君主か、平和な時だけです。
お子さんがこれから歩いていく未来が平和でありますように、という思いも込められた屏風にしつらえました。
最高級品の兜!五月人形 本金箔押しで本革威(おどし)の本革紐
サイズ:間口75cm×奥行46cm×高さ72cm
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