商品説明
重厚感ある小桜おどし 小桜威!五月人形兜 本小札
江戸甲冑師、辰広作のモダンな五月人形です。
伝統的な兜がモダニズムを感じさせるのは、辰広さん自身が伝統的な京甲冑と、華やかな江戸甲冑の両方を学び、融合させて作った甲冑だからです。
古き良き伝統と、華やかでモダンな文化の爛熟期の雰囲気を表した五月人形は、どんなインテリアにもなじみます。
お子様の誕生を心から喜ぶ気持ちを反映させて、兜の緒にはお祝いごとの赤を、そして得意とする彫金部分は美しい金色を用いて華やかに仕上げられています。
【兜】
兜の吹き返しの部分は、甲州印伝という鹿革を使用しています。
鹿革に漆で模様をつけたものです。
鹿の革は体になじみ、軽い刀傷なら防いでしまう強度を持っていたため、武将の鎧や兜に多用されていた素材です。
戦の時に体は守りたいものの、すべてを金属加工にすると俊敏性と柔軟性が失われてしまいます。
それを補うことができたのが鹿革でした。
400年以上の歴史を持ちますが、近年まで門外不出の技法となっていて、口伝で伝えられてきたものです。
この兜に使われている印伝の文様は「ひょうたん」です。
繁栄や出世を願う文様として好まれた文様です。
【調度】
飾り台は杉の板です。
重厚感があり、使い込まれた昔の調度のような仕上げにしてあります。
武士の必需品だった弓矢と太刀を配し、伝統的な中にもモダンな五月人形の印象をより引き立てる仕様となっています。
【屏風】
戦国時代、刀はいつでも手に取れるように体のそばに置いておくものでした。
刀を置いておく台(刀かけ)が使えるのは平時の時だけ、と言われることもあるくらい、
武将にとっては命の次に身近なものだったといわれます。
五月人形が平和を象徴するものでありますように、という願いを込めて、刀かけをデザインした屏風をあしらいました。
五月人形に使われている金と赤が浮き立つよう、抑えめの色遣いにしてあります。
重厚感ある小桜おどし 小桜威!五月人形兜 本小札
サイズ:間口75cm×奥行46cm×高さ72cm