商品説明
かっこいい!五月人形 徳川家康兜 加藤鞆美 限定製作品
間口60cm×奥行40cm×高さ63cm

静けさの中に、未来を見つめる力を。
― 凛とした風格に込められた、家族の願いと祈り ―
こんな方におすすめ
- 初節句に、深い願いを込めて兜を贈りたいご両親・祖父母
- 飾るたびに子どもの成長を実感できる節句人形を探している方
- 木目の美しい屏風や職人技の光る細部に魅力を感じる方
木目の美しさを生かした湾曲屏風に、
金彩で躍動する「虎と龍」が描かれた一対の絵柄。
大地と天を象徴するこのふたつの存在が、
これから歩むお子さまの人生を、しっかりと見守ってくれるような構成です。
家の中にそっと置かれるだけで、空気がピンと引き締まり、
どこか神聖な空気が漂います。
中央に鎮座する兜は、徳川家康をイメージした静けさと重厚感を備えた意匠。
脇立物には羊歯(しだ)を象り、万葉の昔から「繁栄」や「永遠」の象徴とされてきた意味が込められています。
色鮮やかな錣(しころ)は、緑と橙の手染め糸を用い、
やさしさと強さの両面を表現しています。
特筆すべきは、加藤鞆美氏による手作業による小札(こざね)の仕上げ。
まるで一枚一枚が語りかけるように丁寧に筆を走らせ、
まさに「作品」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
実戦甲冑の研究と再現に長ける加藤氏ならではの精密さが、
お子さまの未来を力強く見守る存在として映ります。
赤の太組紐は、生命力と情熱の象徴。
前正面にしっかりと結ばれたその形は、
まっすぐに育ってほしいという願いそのものです。
毎年飾るたびに、親の想いを静かに再確認できる、
そんな“心の節句”が生まれていくことでしょう。
この兜は、単なる装飾品ではなく、
お子さまへの“はじまりの贈りもの”。
未来に向かって強く、優しく歩むことを願う
家族の物語の一章として、そっと寄り添ってくれます。

徳川家康の兜には、種類がいくつかありますが、
こちらの五月人形はその中でも脇立物が羊歯(シダ)になっているタイプ。
羊歯は一年を通して常緑であり、地下茎で増えるので
「広がる」「増える」「枯れない」ということから、
子孫繁栄のモチーフとして日本人に愛されてきました。

徳川家康が羊歯の葉を脇立物にしていたのは関ヶ原のあたりだという説と、
大坂冬の陣のために作られたという説と両方あります。

徳川家康の人生の中でも、天下泰平に向かった最後の兜ということで名高い兜です。
ちなみに、最後の大坂夏の陣では「兜をかぶるに及ばず」ということで、
家康は兜をかぶらなかったという逸話も残っています。
徳川家康は、江戸幕府200年の祖を築いた人物として「神君」と呼ばれる名高い武将ですが、
決して傲慢ではなく、「人の上に立ちながらも人を下に見ず」という名言を残しています。

辛いことがあってもあきらめず、失敗を恐れず、本質を見極めようとする
真摯な姿勢が天下統一を成し遂げた原因であるといわれています。
家康の家来は結束力の固いことで有名でした。
決して「人を下に見ず」家康が接した結果、
三河武士は勇猛果敢な軍勢として天下に名をとどろかせました。
「三河武士はみな敵のほうを向いて倒れる。
逃げて背中を見せて倒れる武士はいない」として恐れられるほどの忠義心は、
徳川家康の人徳によるものだったといわれます。
人徳が愛された徳川家康は、五月人形のモチーフとしても愛されています。
丁寧に作られた兜を見守るのは、龍虎が描かれた屏風です。
板の木目も美しい屏風に描かれた龍虎は、
天子だけが従えることができる天下泰平の象徴です。
逞しく勇ましく育ってほしい。
そして、人の信頼を集める誠実な人に育ってほしい。
常に泰然として人望を集めてほしい…そのように考える方にピッタリの五月人形です。


鮮やかな色合い・丁寧な作りも加藤鞆美先生ならではの
美しい作品となっております。
かっこいい!五月人形 徳川家康兜 加藤鞆美 限定製作品